ひとりごと

このブログはパイプフィクションです

煙管と小粋

パイプオンリーになってからも、ときどき、異様なくらいに小粋を喫いたくなる。小粋は本当に旨い。

あんなに旨い煙草があるのに、わざわざ舶来のパイプを喫っている意味がわからん、とも思う。いや、思わん。パイプも旨い。

パイプがすぐに過燃焼してしまうとか、パイプタバコの味がよくわからない、とかいう人は、小粋と煙管で練習したら、パイプは楽に喫えるようになると思う。千円くらいの安い短い煙管でも十分美味いし、むしろ短い方がちょっと喫い辛くて、練習になるかも。っていうか、自分は短い煙管で練習したから、パイプは余裕・楽勝で喫えた。

ワレワレ、もともと煙管とか、小粋みたいな細かいふわっとした刻みを喫っていた器用な民族なのだから、パイプくらい楽勝で喫えてしまう民族だと思う。

というか、外国の方のパイプスモーカーたちの動画を見ていると、けっこう盛大にぶかぶか煙をふかしている。日本人は、「パイプは、ほとんど煙はたたないくらいで、一筋すうっと細い煙がたつくらいでちょうどいい」なんていうが、ぶはーっと外国の方が煙吐いてるのを見て、なんだか茶道だの、刻み煙草だの生み出したワレワレ、なんでも、「芸道」とか「道」にしちゃうのオモシロおかしい(笑)。

作家物のパイプめちゃ沢山コレクションしているくらいのパイプスモーカーのくせに、「自分の喫煙技術なんてまだまだで」とか、そういう言い方している人いっぱいいて、面白いよね。ぜんぜん皮肉じゃないよ。ワレら、ふつーに面白い民族だなって思うヨ。