ひとりごと

煙草に関するあれこれ パイプフィクション

煙草の依存性について

いくら、パイプ煙草が、添加物たっぷりのシガレットに比べて、依存性をそこまで感じないと言っても、限度を越えて喫い過ぎれば、依存してしまう。パイプ煙草の中にも、ニコチン摂取量上限まで喫ったら、味が消えてしまうので、「ここまで」、とやめておける煙草は、質がよくて深い味わいのものだったりするが、人工的な甘さばかりで煙草の甘みがしない激甘人工的タバコは、依存しやすかったりする。

 

葉巻だって、美味しいのは1本目から2本目くらいまでで、3本目や4本目は味が感じなくなるはずだ。ふつうは、そこでやめておく。だが、依存者は、味がしなくなっても喫う。風邪ひいても喫う。歯医者のあとも喫う。そういう「やめておくべき時」に自分の意思でやめておけるかどうか、ちゃんと確認して頂きたい。

 

 

砂糖だって、塩だって、依存し過ぎれば、体に悪いし、コーヒーだって、依存するほど飲み過ぎれば、不眠になったり、自律神経がおかしくなっていったりする。

嗜好品は、「ほどほど」のところでやめておける自制心が必要になってくる。

だいたいの人は、何かの依存症になることはない。ほどほどでやめておける。

その人の人格の高潔さや能力や「我慢できる力」に関係なく、一定の割合で、依存体質な人はいるのだと観察される。ただの観察なので、科学的な根拠もないし、統計をとったわけでもない。ただの個人の感想のようなものだが。

 

煙草だけが、他のコーヒーや砂糖や酒などの嗜好品に比べて、依存性が高いとは、とても思えないというのが愛煙家としての実感です。現に、ここ最近は、ちょっと煙草を喫うのをやめていて、ここ10日くらい?は喫っていない。今の私は、好きな時に煙草を喫って、ちょっとやめていようかな、という時期はふつうに喫煙を止めておける。

依存体質だと、意に反して、喫ってしまう。私にもそういう依存体質だった時期があった。

 

嗜好品については、もともと、365日毎日とり続けるのではなく、たまにはとらない日があった方がいいだろうし、そもそも、365日毎日、口に煙を入れるのもどうかと思う。煙草と良好な関係を気づいていたかったら、毎日朝から晩まで喫うのをやめて、大切に喫ってあげた方がいいと今は思っている。

 

当然、体質には個人差があって、朝から晩まで毎日10ボウル喫って、ピンピンしている元気な人もいる。100歳までヘビースモーカーだった長寿者もいる。個人差があるが、一応は、煙草を応援・支援・布教しているブログなので、「大人なら、嗜好品をコントロールできる自制心をちゃんと鍛えておいてから、嗜好品を楽しんだ方がいい」と書いておきたかった。

 

煙草による依存症者を増やしたいというブログではなく、適度な喫煙をマナーを守って楽しもう、というブログです。

 

煙草に依存してしまうと、本当に美味しくない。シガレット喫煙&肺喫煙者が、朝起きて喫う、夜寝る前まで暇さえあれば喫う、みたいな状態を続けていると、喫ってない時は自律神経がざわついて辛いと思う。風邪ひいても煙草、みたいな状態だと、煙草の甘みも感じない、煙草も美味しくないのに喫っている、という状態だと思う。

昔は、こんな異常な状態で喫煙率8割越えしてたのだから、社会通念みたいなものとして、「煙草はニコチン依存のせいで喫ってるだけで、美味しくない」みたいなものがあるんだろうと思う。

本当に煙草が大好きな愛煙家は、「煙草は不味くないよ、美味しいんだよ」と言いたくなるところだと思う。

ただ、稀に、朝起きて一発目ですぐ煙草、夜もグイっとウイスキーを決めながらタバコ、という状態にも関わらず、心底煙草の美味しさを味わっている最強のパイプスモーカーもいるので、本当に個人差というものがある。1日パイプを10ボウルも喫うなら、常人なら、味も喜びも消えて去ってただ煙を吸っている状態になってしまうはずだ。だが、パイプスモーカーの中には、1日10ボウル喫っても、「美味い」とうなりながら喫うような最強パイプスモーカーがいるのだ。恐ろしすぎる。羨ましすぎる。

ただし、ワレワレのような平凡なというか、平均的なパイプスモーカーは、依存は避けた方が良さそうだ。時々、若い人の中には、1日にじぶんが何ボウル喫ったら、心地よいのか、ニコチンで頭痛がしてしまうのか、知らないという人がいる。そういう自分の限界ポイントはしっかり知っておいて、大事に煙草を喫って欲しい。

煙草なんて、パイプなんて、自分の好きに喫えばいいし、パイプの面倒な作法なんてほどほどにして自分で楽しみ方を覚えた方が良いけど、依存してしまうほど喫うとか、そういうのは、本来は大人の嗜み方として、ちゃんと戒める事ができるようになっていた方が良い。