ひとりごと

煙草に関するあれこれ パイプフィクション

9mmフィルターのパイプ

 日本人のほとんどは、そんなに強い煙草は喫えない方が多いのだから、9mmフィルターパイプも、1本くらい持っていてもいいかもしれない。

 

 パイプブログをわざわざやっている方というのは、強い煙草を喫っている人が多い。海外輸入するようなヘビーユーザーの意見って、ライトユーザーにはまったく合致しない事も多い。

 パイプ喫煙は、自分の喫い方を発見して、楽しめればそれが一番いいのであって、ネットの意見はあまり参考にならないという事も多々ありました。

 わたしの場合は、9mmフィルター付きのパイプに行き着きました。煙草は好きなのですが、あまり強いものが喫えないので、9mmフィルターパイプの方が合っていたのです。雑味やエグみが取れて、しかも味もちゃんと伝わってくる。味が薄まる、という噂があったのですが、慣れると、しっかり味も感じました。

 

 色んな人が、「9mmフィルターはいらない」とか、「フィルターは外す」とか仰っていますが、パイプも長年喫っていると、『9ミリフィルターパイプの良さ』がわかってきます。

 ネット上では、わりと9ミリフィルターは不要説が流布されているので、この記事を書いてみる事にしました。9mmフィルターの使えるパイプは、とても便利なので、ぜひ活用して欲しいからです。釣りや、庭での草刈時に、9ミリフィルターパイプは欠かせいという方も多数いらっしゃると思います。老年になり、強いパイプが喫えず、9ミリフィルターを使ったら、またパイプが喫えた、という方もいらっしゃると思います。9mmフィルター不要論者の説があまり広く流布されてしまい、せっかく9mmフィルターパイプに興味を持ってくれた初心者が買いそびれるといけないので、利点を書いてみます。

 

 長年パイプを喫っている人ほど、9ミリフィルターをつけて喫うことを再評価する人が現れはじめます。ネットを観察してみると、そういう再評価をしている方がやはりいらっしゃいます。「フィルターでこされた煙の方がむしろ美味い」、という人さえいます。実際、フィルター付きでも、とても美味しい煙を味わう事は、可能です。フィルターで味が大幅に落ちるという意見もありますが、フィルターでこされた煙は、たんに味の落ちた煙ではありません。不純物・イガイガ感がなくなって、美味しい煙になった、と感じる人もいるようです。

 私の場合、運転中は、必ず9ミリフィルターの使えるパイプを選ぶようにしています。ジュースの心配をしなくてすむからです。他にも、舌焼けやジュースの心配をせずに、思いっきりパイプを楽しみたいというシチュエーションはけっこうあります。庭の草刈りをしながら、口にくわえっぱなしにしたい時。釣りをしたい時など。私は、運転しながら喫う事がけっこう多く、渋滞でイライラしがちな時は、本当にパイプ煙草という趣味があって良かったなと思います。渋滞も、パイプを喫いながらだとまったくイライラしません。むしろ、その時間を楽しんでさえいます。運転中は、片手は危ないのえ、くわえっぱなしとなります。繊細な喫煙が出来ない場合、9ミリフィルターはとても使える優れものです。

 また、9ミリフィルターパイプの中でも、アーミープッシュ、スピゴットタイプを選べば、何度でも連投可能です。フィルターだけ数本ポケットに持っていって、パイプは1本だけ9ミリフィルターのものを選んで、外出する事もよくあります。(外出時は、だいたいピーターソン317か、9ミリフィルターパイプのどちらかになります)

 アーミープッシュとか、スピゴットって、喫煙中に本体と吸い口が「取り外し可能」なパイプの事ですけど、9ミリフィルターと組み合わせると、1本だけで喫煙し続けたりできちゃいます。(パイプへの負担を考慮するなら、数本のパイプを使い回すのがいいですけど)わたしは、スピゴットタイプのパイプを使って、フィルターを使い回し、たった1本のパイプで1日中喫っている事もあります。遠出の外出中にパイプを何本も持っていくのは面倒ですから。

 本当に、アーミープッシュとかスピゴットって、掃除まで1日待ったりしなくていいし、詰まったら、喫煙中に外せるし、とても便利です。9ミリフィルターがジュースを吸い取ってくれるので、ボウルの中はいつも乾いているし。ほんとうに、ピーターソンパイプの出番が減ったのも、このスピゴットと9ミリフィルターという最強のパイプに出会ってしまったからです。

 

 

 また、パイプを1日中喫っているような人も、9ミリフィルターを使うことで、喉への負担を減らすことができます。時々、パイプの喫いすぎで、1日パイプを我慢しただけで、淡がたくさん出て止まらないという人もいます。そんな方にこそ、9ミリフィルターを使って欲しいのですね。

 パイプスモーカーが、老年に至った時、「もうパイプはやめた。紙巻に戻るとは思わなかったよ。もう強い煙草が喫えなくてね」という方もいらっしゃると思います。パイプと長く付き合いたいなら、9ミリフィルターも導入しておいた方が良さそうです。

 

 実は、わたしももともと、パイプはノンフィルター派でした。何年もの間、フィルターなんてなくていいと、フィルター無しで喫っていたのです。ある時、ちょっと喫ってみた9ミリフィルターパイプが意外に美味しく、喉への負担がかからないことを発見し、9ミリフィルター派へと変わったのでした。今では、9割は9ミリフィルターで喫っています。たまに、ノンフィルターですね。(波があって、9ミリフィルターのパイプばかり使う年が2年ほど続き、ノンフィルターパイプを1年使い・・・みたいな感じで、どちらの良さもわかるので、両方使い込んでいます)

 

 9ミリフィルターパイプ、中でも、スピゴット、アーミープッシュタイプは、手入れが楽だし、喉への負担が軽減できるし、お出かけには、フィルターを数本入れて持っていけば、1日何度でも喫えるし、いいところもたくさんあります。

 日本人は、ニコチン耐性も弱く、喫味も強いものは苦手という方もたくさんいらっしゃいます。9ミリフィルターパイプも、視野のうちに入れておき、ノンフィルターパイプとも両方使えた方が、まあ、楽しいですね。パイプはノンフィルターしか買わない!とかあまり意固地に考えるのはよくありません。パイプは自分の楽しみです。自分の用途に合わせて買うのが一番です。運転したり、釣りしたり、庭いじりしたりするときは、ほんとうにフィルターあった方が便利です。

 パイプに関して、きっと初心者の方は、めちゃめちゃネットを参考にすると思いますが、けっきょくは、自分であれこれ考えて、いろいろ試して、少しずつパイプの事がわかっていく。パイプライフが楽しくなるというのが一番ですね。

 

*あと、9ミリフィルターって乾かせば何回も使えちゃう(>_<)……

 

おすすめの9mmフィルター仕様のパイプ

 9mmフィルターを使うなら、絶対にスピゴットかアーミープッシュタイプです。つまり喫煙中でも喫煙後も、いつでも取り外し可能なタイプです。9mmフィルターを使えば、パイプは連投可能です。その最大の利点を使った方がいいから。

 海外メーカーでは古くから、9mmフィルターのパイプを作っているピーターソンのキルディアアーミーも、ブッショカンのものも、アーミープッシュタイプです。

 9mmフィルターパイプは、フィルターが濡れるので、喫い終わった後に、すぐ取り外せるアーミータイプか、スピゴットでなければいけない!そして、フィルター交換すれば、連投可能!

 ですが、気をつけてください。〇ゲなんかの9mmフィルターパイプは、喫煙中や喫煙後の取り外しが出来ない通常ダボです。ふつうは、9mmフィルターのパイプは、アーミータイプかスピゴットにするものなのに・・・。連投させないようにわざわざ通常ダボで9mmフィルターパイプを作るなんてことやっているのか・・・と思えるくらい・・・・9mmフィルターパイプは、通常ダボでは使い辛い。というか、ふつう、9mmフィルターパイプは、アーミープッシュタイプで作るだろう・・・・とユーザーは思うのですが・・・。フィルターが濡れたまま、ダボが冷えて外せるようになるまで、中のフィルターは濡れたまま一晩置いておくの嫌じゃないですか・・・

 〇ゲさんはなんでまた、9mmフィルターパイプを通常ダボで作ったのか・・・・。

 

 9mmフィルターなのに、通常のダボだと、パイプが冷めるまで1日待たなければならない。そんな待てる!?ジュースを吸った濡れたフィルターを入れっぱなしで。

 どう考えても、9mmフィルター仕様のパイプは、アーミーかスピゴットですよ。

アーミーやスピゴットタイプのパイプをあげてみましょう。

・Peterson キルディアアーミー 9mmフィルター使えますね。でももう売ってない。9mmフィルター仕様は、ビリヤードタイプのやつもあるみたいです。

・ブッショカン シルバーバンド あんまり入荷されないみたいです。

・ERIK NORDING 9ミリフィルター仕様のパイプありますね。smokingpipesにあります。これは美味いパイプです。

 

Petersonもブッショカンのやつも、今は入荷してなくて、取り寄せ、みたいな感じになっちゃってますね。2、3年前まで、ふつうに取り扱っていたのに・・・世界情勢厳しいですね・・・ でも、ネットショップを探せば、まだまだ新品がけっこうたくさんありますね。

ERIK NORDINGのパイプなんかは、日本の中古市場にもたまに出てますから、手に入る機会もあるでしょう。